北欧家具と間接照明
現在でも言える事なのですが、デンマーク人と日本の人を比較してみると、北欧の人の方が光の扱い方が上手いと感じており、日本のように昼光色などを使って強い光で室内を照らす事はなく、間接照明などを多用して柔らかい光を好んでいるように思います。
つまり、オフィスやコンビニなどの明るさを見てもらえれば分かりますが、デンマークでは青白い眩しいような光よりも、暖かさを感じるような光が多く、北欧家具を彩る色としても間接照明などを利用することで、より北欧家具が引き立つことでしょう。
もちろん、デンマークでも会社などでは使用されていますが、一般家庭では使用することは少なく、日本のように当たり前のように昼光色を使用することはありません。
また、ロウソクで部屋を明るくすることはデンマークでは当たり前の事でして、冬の時期が長くて暗いと言うこともあって、光でどうにか室内を暖かな雰囲気を出そうとした先人たちの考えでもあり、そういった文化のある国でもあるということです。
在学中は何個もロウソクを作った事もあり、クリスマスマーケットでは、木工旋盤を利用して、100個ぐらい大量にロウソク置きを作った事もあり、テーマとしてはどの家庭でも使用できるように、小さなロウソク置きを作って、北欧家具にも似合うようなデザインとするために、まるくシンプルな作りとし、大量に作ったので修道院や教会にもクリスマスプレゼントとして送り、とても喜んでくれた事もあって、今でもロウソク立ては作り続けているのですが、ロウソクの光と言うのは穏やかな気持ちにさせてくれます。
北欧家具風のランプ
授業で、北欧家具風のランプをつくるという課題があったこともあり、何か面白いテイストを入れたいと思った置きに、自分が日本人である事に気が付き、そして折り紙が得意でもあった事もあったため、折り紙の技法を応用して和紙のランプを作りました。
日本人であることに気が付くと言うのは、海外にいるからこそ強いアイデンティティーが生まれるのかもしれませんが、多くの外国の留学生はみんな愛国心と言うのを持っており、そこには教育と言うものが背景に有るのでしょうが、日本人として少し恥ずかしい思いをした事もあり、日本と言うテイストを加えてランプを作ることにしたのです。
親が幼稚園の先生でもあったので、折り紙の知識が豊富でして、その情報と技術を小学校卒業するまで教えてもらった事もあり、デンマークに来て小さいころから教わっていた折り紙の技術が役に立つとは思いませんでしたし、折り紙のランプを作るとも思っていませんでしたが、先生や周りの生徒から非常に高い評価をいただけました。
設計を考えるのも大変だったのですが、実際に加工に取り掛かると予想していたよりも苦労しまして、強度を保つための接着が必要でしたが、光の漏れるラインを考え、中に電球を入れてつるしてみると、非常に折り紙の中から漏れてくる光は優しく、今まで作ってきた北欧家具風のランプの中でも、とても気に入っている物になりました。