旋盤を使う北欧家具

実際に旋盤を使った北欧家具の一連の流れを教わってから、手順を教えてもらい私たち学生もお椀を作る事になったのですが、最初の工程として外側を作り出すことから始まりまして、そのお椀の曲線を綺麗に作るのが最も難関なところで慣れが必要なのですが、それまでに3日間の実習が合ったので、思っているほど苦戦することはなかったです。

また、ここでは刃の切れ味を保持し続ける事の大切さと必要性を学び、研ぎ方に関しても教えてもらったのですが、どの刃物がどの加工に適しているかを知る事も出来ました。

外側の加工を終える事が出来たら、次ぐはお椀の脚を加える事になり、このときに使用する治る具を使用して作るのですが、刃の当て方が重要でして方も血を固定して加工し、自分の思い描いている形へと変貌をとげさせるわけですが、少しでも違う当て方をするだけで大きな反動があり、油断してしまうと大きな傷が付いてしまって、商品としては売り出す事の出来ない作品となり、繊細な感覚を必要とするので、はじめは恐る恐る作業を進めていたのですが、今度は体に無駄な力が入ってしまうので注意が必要です。

そこで私が気付いた事は、北欧家具を作るにあたって、気持ちも体もリラックスして作る事でして、頭で考えるのではなく、体で感じて理想に近いものにすることです。

慣れるまでは何度も注意されながらリラックスするようにしていましたが、どうしても緊張してしまって何度も失敗してきましたが、加工していくうちにお椀の肉厚が薄くなってから失敗すると、一瞬にして割れてしまう事もあるので、完成に近づいてきてからは、さらなる集中力を必要とするので、北欧家具が完成するまでは気が抜けません。

師匠たちの技術を盗む

プロの北欧家具職人は、お椀の肉厚を2ミリとか3ミリまで迷いなく余裕で追い込むことが出来るのですが、当時の私は5ミリの厚さが精いっぱいでして、たったの数ミリの違いではあるのですが、見た目の形はもちろんのこと、厚さや重さも全く違い、歴然とした差がそこには有るのですが、これらは生の木を使用して加工しているので、最後は乾かす作業をしなくてはならないものでして、加工したばかりは真円で有っても、乾燥するにつれて楕円にちょっと変形するので、その乾燥させる方法もさまざまです。

ただ、この変形を利用して作品を作る陶芸家などもいるくらいですから、本当に北欧家具と言うのは置くが深くて、知れば知るほど面白さが広がって楽しいですね。

日本でも職人気質のところですと、師匠の動きを見て技術を盗めと言われているように、私も素晴らしい人たちに巡り合える事も多かったので、彼らの動きを一生懸命観察していたら、やはり気づくところが多く、旋盤を使用して加工している時も、私とは明らかに違うところがあり、北欧家具に当てる刃物の当て方もそうですが、持つ手の位置や微調整の仕方など、経験からしか得る事の出来ない方法なのだろうと感心し、それからは時間が許す限り毎日練習するようになり、無駄のない動きをするための角度や、安定した刃の当て方を熱心に研究したもので、今までの自分から脱却する術を学びました。